2023-11-05 ■ 大岡昇平『第二の戦後か』 こんどの危機はめいめいが勝手なことをしていては、とうてい乗り切れそうもない。 柄にない説教めいたことはいいたくないが、何らかの意味で、他人といっしょに自分も助かる、という心構えがなければ、自他ともども一層ひどいところへ落込んでしまうような気がする。